あたまる式水耕栽培の実験~
今回は水耕栽培の底床の給水実験です
今はパーライトを気に入って使っていますが、吸水率や根腐れ防止のエアー含みの点でパーライトがNo.1の底床と思っている自分の予想は正しいのか!?
実験ですよー
【水耕栽培】底床の素材別吸水能力対決!!予想外の結末に・・
最初にあたまる式水耕栽培の目指す特徴と成長理論は
エアーポンプや循環ポンプ等の高価で複雑な水耕栽培装置を使わないシンプル栽培、根腐れ防止や育成スピードアップの為には底床素材のエアー含みが命という点
今回実験に使った素材は
- パーライト
- バーミキュライト
- スポンジ
の3種類です!!
結論から言ったら、なんと吸水率No.1の素材は圧倒的にバーミキュライト
だった訳ですが(汗)予想外の結果に実験をして良かったなーと思いますよ
と言うのも、素材別の特徴が吸水率だけでなく「保水力」と「通気率」という別の要素もあり、ただ吸水率が高ければいい訳では無いのが自分の水耕栽培理論なので
色々と判明した事がありますので報告いたします!!
では実験スタートです
実験の方法と結果です
実験方法はシンプルです
コップにパーライトとバーミキュライトとスポンジの3種類の素材を詰めて、食紅を溶かした水を吸わせます
コップの一番上まで水を吸い上げる時間と、吸い切った状態での底床素材の重さをはかります
吸水率ランキング
- バーミキュライト(20分で吸水完了)
- パーライト(4時間で吸水完了)
- スポンジ(吸水しない、不能)
自分の予想に反してバーミキュライトが神速で水を吸い上げました、驚きの給水力です深い鉢でも問題なく水を吸い上げそうです
パーライトもかなり吸水力は有りますが、20分ほどでコップの半分まで給水して、そこから上まで吸い上げるのに3時間以上かかりました!?
保水率ランキング(吸水した状態の重さ)
- バーミキュライト(123g)
- パーライト(79g)
- スポンジ(14g ほぼ給水していない)
保水力の点ではバーミキュライトがNo.1でした
吸水した状態は土に近い重量感とつまり具合です、根張りは一番いいでしょうがエアー含みは悪いです詰まってる感じ、保水力が非常に高く土に近い「詰まり感」を考えると水分蒸発にも強そうです
半面、パーライトは水を吸い切ってもコップは軽いので素材の隙間にエアーを凄く含んだ感じで通気性は良さそう
通気性ランキング
- パーライト(エアー含みは圧倒的)
- バーミキュライト(土に近い通気性は悪そう)
- スポンジ(水を吸い上げないので測定不能)
水を吸い切った状態での空気の隙間を見るとパーライトが圧倒的に通気性が良さそうです、根腐れ防止と育成スピードアップには根への酸素供給が必要ですのでパーライトに優位性が有りそうです
スポンジは芽出しの時には使えますが、育成用にスポンジは良くないと思います、経験上スポンジ栽培は根腐れと成長スピードの鈍化を招きます
理由はスポンジ自体が水を吸い上げないので、根張りせず根がそのまま下方向の液体肥料の中に直行しますので、根腐れや成長鈍化を招きます(この場合液肥にエアーポンプで酸素供給が必要になって来る)
【水耕栽培】底床の素材別吸水能力対決!!まとめ
結果は水の吸い上げはパーライトがNo.1に違い無いと思っていた自分の予想は間違っていたという・・しかも圧倒的に差が出てしまいました
しかし、ポンプなどを使わないシンプル水耕栽培方式での根への酸素供給が重要となるだろう観点からしたら
パーライト栽培の成績が一番良いのも納得の結果でした
何も20分で水を吸い上げる必要はないですからね、4時間で水を吸い上げれば十分ではないでしょうか
最後に、パーライトが一番エアー含みが良くオススメの底床素材ですが、その分水分の蒸発が速いと言う特徴も有りますので
水切れには気を付けて下さいね!!
という事で、最近恒例のYouTube動画も撮影しましたので是非、視聴とチャンネル登録も是非お願いします(チャンネル登録者少ない~・・)
ではでは!!