絶対に知っておいたほうがいい事実、〆鯖でアニサキスは死なないらしい
これは〆鯖の好きな私でも知らなかった驚愕の事実です（閲覧注意）
うちの親父は〆鯖大好きで、ある魚屋さんで毎週の様に〆鯖を半身1枚買ってきて食べておりました
実家に帰るといつも〆鯖が出てきて美味しくいただいていたんですが
最近実家に帰っても〆鯖出ないなーと思っておりましたら
何と！！〆鯖に当たって救急車で運ばれたそうです
アニサキスに当たると冗談抜きに悶絶するほどヤバイらしいです
私の親父が昼に食べた〆鯖なんですが、夜中に胃が痛みだして、どうにも我慢出来なくなって朝方3時に救急車を呼んだそうです
結構入り組んだ所にある民家なので周りの家の人もビックリした事でしょう
まさか、〆鯖によるアニサキス症だとは…
鯖に当たったと言うけれど！？
昔から鯖に当たったと良く聞くじゃないですか、その意味合いには2パターンあります
- 純粋にサバが傷んでいた場合や鯖アレルギーが出た場合
- 鯖の寄生虫アニサキスにやられた場合
昔から「サバの生き腐れ」という言葉がある程、鯖は痛みやすい物とされています
「釣り上げたら生きたまま腐って行く」と言うこの意味合いにも、2通りの意味合いがあるものと思われ、死んだら急激に鮮度が落ちて行くという意味と、鯖が死ぬとアニサキスが危機感を感じて寄生主の鯖の内臓から身の方に入り込んで行き、結果食べると当たると言う2パターンの意味あいが
前者は「生ガキに当たった（ノロウイルス）」と意味合いとしては似ています、傷んでいるものを食べて細菌に当たったり蕁麻疹が出たりという感じ
アニサキスとはなんだ！？
アニサキスとはクジラやイルカの胃壁に寄生する「寄生虫」です
クジラの胃壁にはこのアニサキスが大量に寄生しているとの事で、クジラはお腹痛くないんですかねという疑問が？？
アニサキスは人間の体内では生きられずに胃壁や腸を食い破ろうと喰らいついてきて激痛が走るとの事で
クジラさんの胃の中では快適に住めるようです
このアニサキス、調べて見ると非常に興味深い生態でして
クジラのお腹の中でアニサキスは卵を生みます→糞とともに海中に出て→オキアミというプランクトンに食べられ卵が孵化します→オキアミが魚やイカに食べられ魚に寄生→魚やイカがクジラに食べられて成虫となる
魚を経由せずに、オキアミ→クジラのパターンも存在（魚では無くオキアミを主食とするクジラ有り）
この生態系は何とカマキリに寄生する「ハリガネムシ」と酷似しております
ハリガネムシが水中で産卵＆孵化→幼虫をトンボや蚊やカゲロウの幼虫が捕食→羽化して陸上に→カマキリ等の昆虫がトンボやカゲロウ、ユスリカ等を捕食→カマキリのお腹で成虫になり→カマキリの動きを支配して水辺まで誘導して水辺でカマキリの腹から這い出して水中に戻る
鯖に寄生するアニサキスもカマキリに寄生するハリガネムシも何故か？わざわざ複雑な寄生経路を経ないと成虫になれないらしいです！？
これはこの独自性のある繁殖方法がこの生き物達が長らく繁栄するためには競争の少ないベストな方法であり、進化の結果であると思われます
特殊である事＝競争が少ない！！これは人間が生まれてから死ぬまで続く社会の中での生存競争、嫌でも思い知ることになる生存競争を生き抜くヒントになる！！とあたまるはしみじみと思ってしまいました…
まあ、死ぬまで競争は言い過ぎかも知れないか…定年後年金生活のうちの親父が何かと戦ってる様には見えないしな…
アニサキスのウンチクはこの位にしてと（笑）
私みたいに〆鯖が好きな人はどうすれば良いのかと言うと
〆鯖のアニサキス対策は結局何なん！？
①まず確実な方法は、〆鯖を食べない事（笑）
私もうちの親父の話を聞いてちょっと〆鯖今後食べるのは怖いなと思ってしまいました…
〆鯖は〆る時に使う食塩や食酢では死なないそうです、結構強いみたいです
鯖は火を通して食べるのがベストですが
②〆鯖や生鯖を食べる時は−20℃で24時間以上冷凍すると死滅するとの事です
一般家庭の冷凍庫は−18℃らしいので−18℃で48時間以上冷凍しても死滅するとの事
③良く噛んでアニサキスを噛み潰す事（笑）
③は何か嫌だなー（笑）枝豆食べていて芋虫が出てきて噛み潰した時の恐怖に似ている…
残念ですが、良く行く回転寿司で出てくる〆鯖の握り寿司が好物なんですが、良く噛んでアニサキス噛み潰して食べないとあかんのかいな？？トホホ
安心してください！！大手回転寿司の〆鯖は冷凍を経ておりアニサキスに関してはサバもイカも安全との事！！マヂで良かったわー
安心してください…凍ってますよ！！（とある一発屋のお笑い芸人風）
アニサキス対策結論は！？
・魚屋さんで買ってきた〆鯖は冷凍されていない物は48時間以上冷凍庫で凍らせた後、解凍してから食べましょう
・大手回転寿司で食べる〆鯖は安全との事です！！どんどん食べましょう、その他の場合はお寿司屋さんの大将に聞いてみるべし
以上、自分の親父が救急車で搬送されてびっくらポンな話でした